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何でも治せる「フリ」はしてません

例えば一言で「ヘルニア」と表現されても形も性質も千差万別。時として「これのどこがヘルニアなの?」と思うような病変を「ヘルニア」と告げられて来院す る方もいらっしゃいます。またヘルニアを椎間板の膨隆(盛り上がり)による神経根圧迫と解釈すると、(ヘルニアではなく)脊柱管狭窄と診断されている方の中に「椎間板」の膨隆による圧迫要素が大きい例も多々見受けます。このように書くと、何でも治せる対象に取り込もうと考えているのだろうと誤解されるかもしれませんが、単純な形態上の分 類だけで治せるか否かを判断するのは困難だと申し上げたいのです。精緻になったが故に「それが全て」と誤解されがちな「画像診断」。とりわけMRIは基本 的に水素の分布を表現しているに過ぎません。当院の治療で重視している(椎間板表面の)硬さについての情報はほとんど得られません。もちろん「硬さ」が全てではありませ んが治療上重要な要因と位置づけています。これをPLDD(レーザー手術)術前に評価するべくDRXを導入しましたが、単なる評価手段のつもりが改善が予想以上だったのでPLDDを希望して来院される方(ほとんどの方がレーザーを希望して来院されます)も含めて8割以上の方がDRXのみで治療しているのが 実情です。その結果、ネットあるいはメディアでもてはやされる「年間何百件のレーザー手術」という不毛な数字競争は傍観に徹してます。逆に思うのは PLDDが必要な症例がそんなにあるのか?という疑問です。腰痛とみればともかくレーザー手術を勧める、あるいはレーザー手術を希望して来院した者には定食メニューのようにPLDDを実施する。そんな下品な治療(?)をする気にはなれません。なぜか申し合わせたように1位が決まっている怪しげなランキング サイトをはじめとする「頭の不自由な」サイトやメディアに迎合するほど落ちぶれたくはないのです。

「神がかり」や「神通力」は持ち合わせてません

「レーザー」をはじめ、ハイテクっぽいキーワードや略号が持つ先進的なイメージをことさら強調することで、治療効果(あるいは結果)とすりかえる話法を多く見受けます。もちろんPLDDはレーザーという「道具」がなければ成立しない治療法です。しかしレーザーさえあれば完成というわけでもありません。 PLDDの適応診断、レーザーの照射ポイントのプランニング、アプローチラインの設計... これらの術前計画を実現する確実な手技と、それを支える吟味した材料、道具。当院は「神がかり」や「神通力」は持ち合わせてません。99%の理詰めと1%の職人技でPLDDの理想形を目指して進化し続けます。もちろん「神がかり」や「神通力」を御所望の方がそういった 前時代的「神秘性」を演出している施設を選択されるのを止めようとも思いません。単純に「自然科学の結晶」としての医学でありたいのです。

「個人的な好み」で恐縮ですが・・・

椎間板という血流のない免疫力(いわゆる抵抗力)の乏しい組織に”モノ”を入れたままにする治療は、あまり好きではありません。金属のような無機物は感染の巣になる可能性がありますし(万一、感染が生じたら最悪摘出せざるを得ないこともありますが金属デバイスだと一塊なのでまだしも除去しやすい)、血液製剤を含む生物材料や薬剤も、現時点では見つかっていない病原体、発がんを含む病原性を完全に排除できない(金属と異なり一塊で除去するのは困難)ので、及び腰です。もちろん自分自身の細胞をベースに作るiPS技術など「本物の再生医療」が実用的になれば払しょくできるのでしょうが、もう少し時間がかかりそうです。

椎間板ヘルニアは大雑把に言えば中身の量が器(うつわ)の容量を超えてしまった状態です。対策としては

1.器を大きくする 

2.中身を減らす 

の2つの方法が思い浮かびます。外科的な切開手術や当院のPLDD(レーザー手術)は2のグループ、DRXは1のグループと位置付けてます。DRXは侵襲がないのでモノを残そうにも残しようがありません。そしてPLDD、これも椎間板に加えるのは蒸散のための(光線)エネルギーだけなので余分なモノを残すことのない手法です。人工物であれ生物由来の成分であれ本来カラダにないモノを体内に残すという手法には、治療後10年単位の人生で予見できない悪影響(のちに想定外と弁明されることが多いですね。HIVやC型肝炎ウィルスも見つかりすらしてませんでした)を排除できないという懸念から怖気づいている臆病な医療人です。どうか予め御容赦ください。

まず正しく理解していただくことから始まります

来院いただいた方には、まずMRIでの判断から話を切り出したいところですが、その前に脊椎(背骨)の基本的構造にはじまり神経圧迫のメカニズムそして各神経根圧迫で起こりうる症状を詳説した後にMRI画像の解釈を説明します。医療従事者と同じ視点から問題点を理解していただき、椎間板治療に意義が認められる場合は当院での治療法を説明し理解、納得できた時点で治療を始めます。これら説明に30分〜1時間、医師自ら説明します。他の医療(類似)機関や巷にあふれる玉石混合の情報を整理し、先入観を排した上で御本人の判断を尊重しつつ治療方針を検討するのです。また、治療経過中を含めて可能な限り医師自ら対話的に治療あるいはフォローします。「無資格者による医学的説明」はもちろん、医師が直接対話に応じないなどという「卑劣な対応」を憎んでいます。

「何でも治せる」と言えれば良いのですが、残念ながら当院にそのような能力はありません。しかし椎間板とりわけヘルニアに起因する諸症状に対しては満足度の高い治療を提供できる 可能性が大きいと自負しております。椎間板治療を通して皆様の問題解決に

医療はどこまで寄り添えるか

をテーマに日々研鑽実践させていただいております。

本地川医院  院 長       

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最終更新日 : 2016/6/15