「切らない」日帰り治療
治療は20分程度
局所麻酔なので高齢の方、糖尿病など基礎疾患をお持ちの方にも対応できます
椎間板のほぼ中心部にある髄核をレーザーで蒸散、減量させることで椎間板の内圧を劇的に減衰させ、神経への圧迫を軽減することで痛みをはじめ痺れ(しびれ)、筋力低下など 椎間板ヘルニアの諸症状を改善します。
実際のレーザー手術は穿刺部位の清潔を確保するために小窓のあいた風呂敷くらいの大きさのドレープ(覆布)をかけたりして大げさですが、手技自体は 腰に注射をしている位にしか見えない意外と地味な治療です。しかし深部まで精密に進める穿刺針の先端位置は正確に把握する必要があり、X線透視を用います。ここではX線透視の録画を御覧頂きますが、 執念を込めた消毒(10〜15分程度)と局所麻酔の後、X線透視下に行う手術本体の録画です。
ここでは2例、左がL4/5、右がL5/Sのヘルニアの症例です。両症例ともヘルニアの突出が大きいので、通常のPLDDのターゲットである椎間板中心部○に加えてヘルニアそのものの基部○にもレーザーを照射して減圧効果を高めました。なおX線透視は穿刺針を操作する時だけしか使いませんので2箇所の操作で2分前後の画像しかありませんが、これがすべてです。 (編集で手早いように見せているわけではありません。)レーザーの照射時は(針は動かないので)X線は使わず蒸散音を確認しながら慎重に減圧をすすめていきます。画面左下に各々 時刻が表示されていますが左の症例で開始18:56、終了19:07、右の症例で開始14:10、終了14:20と10分程度です。どちらも中心とヘルニア基部の2箇所を処置 をあわせての所要時間です。もちろん時間を競うつもりではありません。術前のプランニングで問題点を排除することで手術を円滑に進め、本質的な治療に専念することを目的としています
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L4/5 | L5/S |
手術時間
通常の症例の場合、上記のように手術本体は10分程度です。手術の前準備として消毒、麻酔がこれに加わりますが、当院では入念な消毒に10〜15分を費やします。従って手術室内にいると言う意味では30分程度が標準的な所要時間です。